大学の登山サークルの活動で仙丈ケ岳・甲斐駒ヶ岳に登ってきました。
8/2にテント場に入り、8/3の早朝~昼に仙丈ケ岳、8/4の早朝~昼に甲斐駒ヶ岳に登りました。
YAMAP活動日記:
8月2日
09:46 茅野駅
立川から特急あずさに乗って茅野駅に到着。
10:40発の南アルプスジオライナーに乗って戸台パークへ。ジオライナーの停留所はこの写真の奥に行ったところ、エレベーターのそばにありました。
ジオライナーには手荷物預かりサービスがありました。
11:45 戸台パーク
戸台パークにある仙流荘の入口正面に南アルプスクイーンラインの券売機がありました。乗車券には片道・往復などいろいろな種類があるのですが、券売機の脇にスタッフさんが立っていて往復のものを買うように案内してくれました。
12:10発の便に乗車。クイーンラインのほうには手荷物預かりは無いので、ザックは各自が抱えて乗車します。
峠道を進みながら、運転手さんが南アルプスジオパーク関連の説明をしてくれます。中央構造線・フォッサマグナなど。
途中、エンジンがヒートアップしてきたので冷房が止められ、窓を開けるように促されました。
13:05 北沢峠
北沢峠に到着。十数分歩いて長衛小屋テント場に向かいます。北沢峠に着いた時点で4G・5G電波は不通になります。
長衛小屋テント場
小屋で受付を済ませてテントを設営。小屋の近くはほぼ埋まっており、沢の下流側の、小屋から5分ほどかかるところに立てることになりました。
小屋前に水場とトイレがありました。水場は蛇口のものとホース垂れ流しのものが2ヶ所あります。トイレ周辺はそこそこ臭いですが、室内には消臭剤が置かれています。ユニット型の洋式で、色付きの水が少量流れます。
設営地点付近の様子。写真の右奥に沢があります。小屋で買ったペットボトル飲料を冷やしたりできます。
私たちのグループの近くには二十人ほどの中高生のグループが幕営していました。
2日の夕食は共同炊事でした。油は使わず、ソースとソーセージの油分でごまかしました。
8月3日
05:15 長衛小屋
4時起床で、前日にパッキングしておいたアタックザックを持って5時に小屋前に集合しました。
05:19 仙丈ケ岳二合目コース入口
ここから登山道に入りました。登り始めのペースが速く、樹林帯を登っている間にかなり体力を消費した記憶があります。
7時前には樹林帯の登山道も明るくなりました。天気は快晴です。
森林限界を超えたところです。
小仙丈ケ岳も超えていませんが、ここからの景色だけでもうお腹いっぱいです。
富士山です。
起伏に富んだ山々の中だとすこし異物感があります。
07:19 小仙丈ケ岳
写真で見た通りの仙丈ケ岳が望めるピークです。
山頂が見えてきました。小仙丈ケ岳の先は岩場やすれ違いの難しい道がありました。
接写できるところにはあまり生えていませんでした。
こちらはイワギキョウ。
08:33 仙丈ケ岳山頂
標準コースタイムより十数分早く着くことができました。
山頂標識手前にはオカタイトゴメが生えています。
人がまばらなうちにソロ写真を撮り合いました。
いい眺めです。
雲とその影が同時に見られるのが面白かったです。
マルバダケブキ。下りは馬の背ルートでした。私は下り始めのあたりからトイレの大のほうを我慢しており、心を無にしてひたすら下っていました。
09:27 仙丈小屋
山頂から8分下ったところにありました。きれいに整地された展望台でカレーなどの喫食ができるようです。
10:09 馬の背ヒュッテ
いい感じに休憩できました。
10:32 薮沢小屋
人気が無かったです。
11:57 長衛小屋
甲斐駒ヶ岳には登らず、仙丈ケ岳のみで下山する組は、13:10北沢峠発のバスに間に合うよう大急ぎで片づけをしていました。と言っても、テントの撤収作業は無いので、ザックに荷物を詰めなおすだけです。
午後はまるごと暇になってしまいました。小屋で300円のコーラを買って飲みました。
昨晩は6~7人用のテントに7人パーティ中の5人がすし詰めになっていましたが、甲斐駒ヶ岳に登るのは3人のみなのでかなり広くなりました。
本当にやることが無いので昼寝をしました。
8月4日
04:04 長衛小屋
3時起床で、4時に小屋前に集合しました。
05:33 双子山
見ての通りガスガスです。双子山まではシンプルな急登でした。
森林限界を抜けたあたり。
06:12 駒津峰
駒津峰です。
太陽がきれいな円形に見えて、一瞬月と勘違いしました。
断崖絶壁です。
駒津峰を超えたあたりから、長い鎖場や落石しそうなガレ場が出てきて、ここからが本番という感じでした。
ガスが晴れてきました。写真のような岩場が一番安心感がありました。
山頂に近づくと花崗岩由来の砂地を歩くルートが出てきます。
いくら気をつけても滑りそうで冷や汗ダラダラでした。
なんとか山頂に着きました。
ワークマンで適当に買ったこのウェアは悪目立ちしているようなので、白系統のウェアに買い替えようと思っています。
祠です。「皇紀二千六百年記念」とあります。
羊羹を食べました。
残念ながらガスで眺望は得られず……。
六方石は見ごたえがありますね。すれ違いで渋滞しているのが見えます。
登りのときは見えなかった北側の稜線がよく見えました。
ベストショット。
北側を何度か眺めながら駒津峰へ向かいました。
09:24 駒津峰
下山中に話しかけていただいた40代くらいの方が、甲斐駒ヶ岳を背景に集合写真を撮ってくださいました。
10:01 双子山
トンボが沢山いました。
時間に余裕をもって撤収するため、双子山からの下りはほぼノンストップで、駆け足気味に下りました。
11:11 北沢峠
前日の仙丈ケ岳と比べてスリリングな箇所が多かった分、北沢峠の車道に出てきたときの解放感がすごかったですね。
11:24 長衛小屋
テント場まで歩いてきました。
13:10 北沢峠
テントを撤収し、小屋前で軽く昼食を摂ってから北沢峠に向かいました。
13:10発の南アルプスクイーンラインに乗りました。
13:55 戸台パーク
14:55発の南アルプスジオタクシーへの乗り換え待ちで、しばらく仙流荘で休憩しました。
15:15 高遠駅
ここで16:00発の伊那バスターミナル行きのバスを待ったのですが、待合室には空調が無く、めちゃくちゃ汗をかきました。
座っているよりはマシだと思い、バス停周辺を散歩しました。
16:23 伊那バスターミナル
伊那バスターミナルから徒歩3分の伊那市駅から電車に乗りましたが、ICカード不可の有人改札で驚きました。2両編成の電車に乗って岡谷で特急あずさに乗り換えました。
まとめ
初のアルプス登山でしたが、仙丈ケ岳では天候に恵まれ、甲斐駒ヶ岳も眺望は劣ったものの登り応えがあり、良いスタートを飾れたと思います。2座とも百名山なのも大きいです。